福岡市の1年分のごみをPayPayドームに入れるとしたら、約2杯分の量(54万4千トン) になり、その処理にかかる総費用は234億円(令和元年度)にもおよぶそうです。
その数字を聞いてとても驚きました。
回収されるごみには、家庭ごみ、学校・会社・工場・お店から出るごみ、
町内清掃等で集められたごみの3つに分けられますが、その中で一番多くの割合を占めて
いるのが家庭ごみなのだそうです。
家庭から出される燃えるごみの中で一番多いものは何だと思われますか?
じつは、紙類なのだそうで、2番目に多いのが生ごみ、3番目がプラスチック類のごみ
なのだそうです。
紙類が多いと聞いて、意外だなと思われた方もいらっしゃるのではないですか?
新聞紙や段ボールは古紙として廃品回収やリサイクルボックスに出されていると思いますが、 お菓子の箱や封筒、書類や学校のプリント、投函チラシなどの
雑がみ(ざつがみ)が燃えるごみとして多く捨てられているのだそうです。
私にも思い当たることが💦😓
ですが、雑がみは分別することでリサイクルすることができます!
また、雑がみって何かな?どうやって捨てたらいいかな?という私たちの疑問を解決し、
なおかつ、手軽に雑がみを分別できるように福岡市環境局では「雑がみ回収袋」を作成し、 リサイクルを呼びかけられています。
「雑がみ回収袋」は、公民館や区役所で配布をしていますが、お家にある紙袋を活用しても良いそうです。雑がみを入れた紙袋は、回収時にバラバラにならないようひもでしばるなどして回収場所に出してください。公民館の横にある紙リサイクルボックスでも回収を行っています。
町内や子ども会などの廃品回収で「雑がみ」の回収が行われているかどうかは、
各町内の配布物や掲示板、または、インターネット「福岡市 早わかりマップ」で検索して
ご確認ください。
次に多い生ごみ。どうやって減量したらよいのでしょうか💦
生ごみがたくさん出そうな魚料理は、ごみ出し日にしかしない!というマイルールが存在
するご家庭もあるのでは?(うちだけ?😓)そのくらい生ごみって手強いですよね💧
家庭から出される生ごみには、水分が80%も残っているそうで、それを焼却するためにはより多くのエネルギーが必要となります。
生ごみの水分を少なくすることは、悪臭や腐敗の防止にもなり、さらにはごみを減らすことにもつながるとのことでした。
生ごみの水分を減らすには
①水洗いの前に皮むきを ②野菜や果物の皮は乾かす ③ティーバッグも乾かす
④お茶がらは手袋をつけてキュッ!
今日から始めよう!生ごみの水切り 一緒にがんばりましょう😄
また、生ごみの減らす方法として生ごみを堆肥(土の栄養)に生まれ変わらせることが
出来る「コンポスト」も注目されています!
自分に合ったやり方で、ごみの減量に挑戦してみませんか?
ここまでは、分別リサイクルや工夫で減らすことができる「ごみ」でしたが、
3番目に多いプラスチックごみは、その便利さとは裏腹に世界的にも深刻な問題を
引き起こしています。
プラスチックは、軽量で耐久性が高く、安価で大量生産しやすいことから、私たちの生活には欠かせないものとなっています。たとえば、ペットボトルやレジ袋もプラスチックごみに分類されます。ペットボトルはきちんとキャップとラベルをはがして分別して捨てれば
リサイクルされますが、分別しなかったり、ポイ捨てなどしてしまうと自然分解もされず、
風で飛ばされやがてそれが川や海に流れ出し、川や海に生息する生き物への影響も懸念されています。
実際に、「ラブアース・クリーンアップ」という、市民・企業・行政が協力して行う地球環境美化活動で河川や海岸の清掃活動を行うと、ほとんどがペットボトルなどのプラスチックごみだったそうです。
日本のプラスチック廃棄量はアメリカに次ぐ第2位だというお話を聞いてとても不安に
なりました。
では、プラスチックごみ減らすにはどうしたら良いのでしょう?
私たちができること・・・それは 3R (スリーアール)
★ごみを減らす ・・・ 食事の作りすぎや食べ残しをしない。生ごみを減らす。
Reduce(リデュース)
★繰り返し使う ・・・ マイバックやマイカップを持ち歩き、レジ袋や使い捨ての
Reuse (リユース) プラスチックを減らしましょう。
★資源はリサイクル ・・・ リサイクルできるものは資源として分別しましょう。
Recycle(リサイクル)
最近もうひとつのRが加わり
★ごみになるものをもらわない・・・買い物はマイバックを利用し、レジ袋をもらわない。
Refuse(リフューズ) 自宅で食べるお弁当などのテイクアウトでは、
はしやスプーンやフォークなどもらわない
さらに
★ごみをポイ捨てしない ・・・ ごみ捨てのマナーを守りましょう。
★清掃活動でごみを拾う ・・・ ラブアース・クリーンアップ活動へ参加することにより
ごみ問題への関心が高まります。
今回の講座では、私たちが生活していくうえで切っても切れないごみの問題と、
私たちの生活が便利になった分、増え続けるプラスチックごみが河川や海の生物に
深刻な影響を与えていることを改めて知りました。
福岡市環境局家庭ごみ減量推進課 野中さん
「ごみや環境の問題は、ひとりで100kg取り組むよりも100人が1㎏づつ取り組むこと が大事です。福岡の未来を守るために、私たちができることを今日から始めましょう」
野中さんからのこの言葉に奮起して、私もごみの減量にチャレンジすることを
決意しました!まずは、お茶殻をキュッ!できることから頑張ります😉
ごみ出しのルールやごみの分別、どうやって処分したら良いのかわからないごみなど、
迷った時の強い味方!
「家庭ごみ ルールブック」(福岡市のホームページからもご覧になれます)
とてもわかりやすく、ごみに関する事柄が書かれています。
改めてページを開いてみると、ごみを減らすヒントがたくさん載っていました!😊
ちゃんと分別すれば、ごみも減らせるし、リサイクルできるかもしれません。
小さなことでも長く続けていくことが大切なのですね。
一緒に頑張りましょう😊