8月5日(金)「博物館おでかけワークショップ」
博物館から講師に帆足有紀さんをお招きして、
金印の話や、封泥の体験 をしました。
講師の帆足有紀さん
💛金印について
教科書で学んだ有名な話、1784年、福岡の志賀島で、甚兵衛という人が、農作業中、偶然発見したとされています。儒学者亀井南冥の「金印弁」によると、
「後漢書東夷伝」の記述にある光武帝から
日本の奴国王へ送られた純金製の王印であると書かれています。
1954年に、国宝に指定されました。
大きさは10円玉くらい、重さは108g、
紐(つまみ)は、へびが頭を持ち上げて振り 返る形をしています。
💖金印はどのようにして使われていたのでしょうか?
昔は、紙が無いので木の板に字を書いていました。その板がたくさんになり、板をまとめ それに封をする時、封泥を用いました。
封泥の役目は、中身を見たいと思ったら、封を壊すしかないようにしたのです。大切な物は、封泥をして、中身を守ったわけです。金印は、その封泥に使われました。
💛封泥を体験してみよう!
①箱の中に大切な人に手紙を書いて、入れていただきました。 その箱を麻ひもで縛ります。
⑤金印の印面を確かめて、ねん土に半分、金印がめり込むように押します。
⑤漢倭奴国王の文字がはっきりわかります。これが乾けば完成です。
💛金印についてのまとめ
金印は、封泥として使い、持っている人の立場をあらわし、だれからのものなのかもわかり、にせものでないと証明することができる、大事なものであることがわかります。
💜参加者の感想より
金印が封泥に使われていたと初めて知り、封泥という初めての体験が出来てとても勉強になりました。
田島の歴史や、博物館の見どころなどの話も聞けてよかったです。
是非久しぶりに博物館に行って、改めて実物の金印を見てみたいとおもいました。