2020年11月24日火曜日

郷土史講座 『田島の遺跡』遺物から古(いにしえ)の人々の営みを探る

 11月6日(金)に、再開後2回目の「郷土史講座」が開催されました。

新型コロナウイルス感染防止対策のため、今回も人数を制限しての開催でした。

 今回は、「『田島の遺跡』遺物から古(いにしえ)の人々の営みを探る(特に旧石器時代・縄文時代など)」というテーマで、お話をしていただきました。



 1998年頃に小学校の教科書から、旧石器時代や縄文時代の記述が消えてしまった時代があったそうです。ゆとり教育の影響もありますが、野蛮で未開な縄文時代を学ばせる意味がないのではないかという考えがあったとのこと。
しかし、そのようなイメージを変えるきっかけを作ったのが、青森県で発見された「三内丸山遺跡」です。今回お話していただたいた講師の方は青森県のご出身ということで、三内丸山遺跡や縄文時代における住居・生活など、縄文時代のことを熱くお話されました。




 ここ田島でも「田島B1遺跡」という遺跡から細石刃核や縄文土器、縄文耳飾が出土しており、縄文時代にも田島には人が住んでいたのではないか?などと想像を膨らませることができます。

 田島B1遺跡についてまとめた報告書の冊子は公民館の事務室で保管されています。ご関心のある方はお声掛け下さい。


 
また、今回は講師の方が旧石器時代や縄文時代の土器や石器などを持参してくださり、
受講された方々も大変興味深そうに見入っておられました。





 次回の「郷土史講座」は、12月4日(金)開催予定です。
現在は、新型コロナウイルス感染対策のため、参加人数を制限して、事前申し込みとさせていただいております。次回の申し込み受付は11月25日(水)からとなっておりますので、ご注意ください。詳細は、公民館だより12月号をご覧ください。