2024年6月20日木曜日

ほっと・タイム・たしま『 どこでも美術館 素材と技法       螺鈿(らでん)』を開催しました


 6月7日(金)、福岡市美術館の後藤さん、﨑田さん、姜さん(学芸課 教育普及係)

を講師にお迎えして、『 どこでも美術館 素材と技法 螺鈿(らでん)』を開催しました。


 

螺鈿(らでん)とは、漆器などに施される装飾のひとつで、夜光貝などの殻の内側の
真珠色の光を放つ部分を磨いて薄片にし、様々な形に切って、漆器などの表面にはめ込んだ
ものだそうです。

 

 殻の内側のキラキラと輝く部分を剥いで、薄くなるまで磨いたものに水をかけると
こんなに光り輝きます。これを加工して、螺鈿細工は作られるのですね。

 

 実際に、貝殻や螺鈿細工のお皿に触ることも出来ました。

 螺鈿細工がどのようにして作られているのか、動画を見ながらお勉強しました。
 一つ一つの工程がとても繊細で、使用する貝殻の持ち味を見極めながら加工していく、
まさに職人技によってあの宝石のような輝きが生まれるのですね。
 螺鈿細工が高価なのも納得です😅
 

 螺鈿細工について教えていただいた後は、みなさんお待ちかねの

 ブローチ作り
 


まずは、ブローチの土台作り
みなさん、真剣に制作中です!

 

 土台に、キラキラを配置していきます。
 光り輝いて、まるで螺鈿のようです。
 このキラキラ、螺鈿の貝殻のように見えますが、実はとても身近なある物を使って、
美術館のみなさんが準備してくださった物なんですよ~😍
 キラキラの正体は?!

 

  秘密です😁
  気になった方は、公民館スタッフに聞いてみて下さいね😊

  ブローチの模様が出来たら、レジンをのせて、光で固めます。


素敵なブローチが完成しました💗

 

 

 


 



     みなさんの作品を並べて、
    鑑賞会の始まり始まり~(^^♪


 それぞれに、こだわりと味のある、世界に一つだけのブローチが出来上がりました。


  今回螺鈿についてのお話を聴いて、螺鈿の奥深い魅力に引き込まれ、とても興味が
湧きました。
 
  福岡市美術館では常設のコレクション展で螺鈿細工の作品を鑑賞する事が出来るそうです。

 遅れてやってきた今年の梅雨
 
 雨の日には美術館へ行こう!
 
憂鬱な雨の日も、素晴らしい美術作品を鑑賞して気分をUPされてみてはいかがでしょうか😊