2024年1月20日土曜日

たのしく防災 「 非常持ち出し袋を考えよう 」を開催しました

 1月13日(土)、防災士の松石晴美さん、上野直美さんに、

たのしく防災「非常持ち出し袋を考えよう」(共催:防災・防犯部)というテーマで、

カードを使ったゲームを通して災害時に何が必要なのか、また何を準備しておけば良いのかを

教えていただきました。



 みなさんのお宅では、非常持ち出し袋の準備されていますか?


 災害が起こり、避難所に避難しなければならなくなった時、どんなものが必要なのでしょう?
 非常持ち出し品を準備しましょう。


 非常持ち出し品とは、避難する時に持ち出す最小限の必需品のことです。
 1次の備えとして、家の中、会社などの1日の多くを過ごす場所に備えておくべきものだそうです。

 まずは、それぞれ自分が必要だと思う物のカードを選びました。

 水や非常食、貴重品、懐中電灯、携帯電話、モバイルバッテリーや充電器など、
 必要だと思う物のカードが次から次に並んでいきました。


 一般的に、非常持ち出し品チェックリストに記載されている物の他にも、個人的に必要な物、
例えば、普段から飲んでいる持病の薬や、めがね、赤ちゃんがいらっしゃるお家ではおむつなども必要になってきますね。


 カードを選んだら、何を選んだのか、なぜそれを選んだのか、グループで話し合いました。
 カードの枚数を数えてみると、20枚から30枚になりました。
 
 次に、グループで話し合いながら非常持ち出し品を選びリュックサックの絵が描かれた紙の上に置いてみました。非常持ち出し袋は、両手が使えるようにリュックサックが良いそうです。

 リュックサックの中身は

 ・水(500ml)・懐中電灯 ・ヘルメット ・軍手  ・スリッパ ・ラジオ ・雨具
 ・アルミシート ・簡易トイレ ・トイレットペーパー ・ティッシュペーパー
 ・ウェットティッシュ ・重要書類コピー ・電池 ・ふえ ・ラップ ・電池
 などでした。


 カードには、品物の絵と名前の他に、重さも書いてありました。
 選んだ物の重さを計算すると、おおよそ5㎏くらいになりました。
 この重さのリュックサックを背負って災害時に避難所を目指すことになります。

 荷物を背負って自由に動ける重さの目安としては、成人男性で8㎏、成人女性で6㎏、
高齢者や子どもは3㎏未満と言われているそうです。

 お家で非常持ち出し袋を準備されている方は、重さを量ってみておかれると良いかもしれませんね。




 次に、2次の備えとして、非常時にライフラインが途絶えても何日間かはしのげるだけの
安心ストック(備蓄品)の準備も必要だそうです。

 避難所に行かずに、ご自宅で避難生活をすることも考えて、ご家族で必要なものなどを
話し合っておかれることも大切ですね。




 講師の松石さんの非常持ち出し袋を見せていただきました🎒

 中身は、1日分の食事と最小限の必需品だそうです。

 100円ショップで購入できる物も色々とあり、とても参考になりました。
 お買い物の際には、ぜひチェックしてみてください!


参加されたみなさんからは

・防災について考えるきっかけになりました。家の非常リュックを見直します。

・カードで非常持ち出し品のゲームをしたときに、個人でやったら多かったけど、
そんなになくてもいいことがわかって勉強になった。

・非常持ち出し袋を、1次と2次に分けた方がいいんだと勉強になりました。
夫に全部持ってもらうのは難しいなと思っていたので、1人1人袋を用意しようと思いました。

・タイムリーな講座で、改めてチェックしようと思った。
 もっと多くの方に参加してもらえるといいなと思う。

などの感想をいただきました。

  私は職業柄⁈、今までに何度も防災講座を受講しているので知識は増えているはずですが、
実際に目の前で災害が起きたら、パニックになってしまい冷静に判断し、行動できる
自信がありません。
 だからこそ、普段から防災についての知識を身につけ備えることが大切なんだと思います。

 自分を守ること、大切な人をまもること、そのために今しなければならないこと、
知っておかなければならないことを、一緒に考えてみませんか?