2023年9月4日月曜日

たしまっ子あつまれ!『 古代技術に挑戦! 』を開催しました

 8月4日(金)、福岡市埋蔵文化センターの常松幹雄さんを講師にお迎えして、

『 古代技術に挑戦 』を開催しました。

 

 
 テレビなどで火おこしをしている場面を見かけますが、力に自信がある人がやっても、
うんちくを並べて頭脳戦で挑んでみても、皆さん火おこしに苦戦されていますね💦


 サバイバルに欠かせない火おこし🔥ですが、
        どうやったら火をおこすことができるのでしょうか?


 はじめに、火おこしの歴史についてのお話をしていただきました。
 今回体験した『 舞ぎり式火おこし 』は、はるか昔の弥生時代(縄文時代から行われていた
とも言われているそうです)から行われていた火おこしの方法です。


 舞ぎり式火おこしは、火おこし器を使います。
 火起こし器は、火きり棒(真ん中に立っている棒)、はずみ車、舞ぎり弓の板、から成り、
火切り板のV字のくぼみに火きり棒を立て、舞ぎりの板を上下させることで火きり棒を回転
させます。はずみ車は火きり棒の回転を補助し、V字のくぼみ部分で摩擦が起こることによって
火種が出来るという仕組みになっています。




 全力で板を上下に動かして火きり棒を回転させるのですが、なかなか煙がでてきません💦


 みんな汗だくになりながら、火おこし器と格闘していました


  2~3人ずつのグループになって火おこし体験をしましたが、リレー方式で火きり棒を
回転させるグループがあったり、力技で挑むグループがあったり、それぞれに作戦を考えていて
とても感心しました😊
              さすが、たしまっ子!


  煙が出て、黒い木の粉がいっぱいたまってきたら、その中に火種ができます。
  でも、これがとても難しくて、黒い粉はたくさん出るのになかなか火種はできないのです💦
  火おこしには根気が必要なんですね😓



おっと!!!火種発見🔥


 火種ができたら、火種を消さないようにそっと麻わたに火種を移動させます。
 そして、ゆっくりと息を吹きかけると火があがります。

  せっかく火種が出来ても、上手く息を吹きかけることが出来ないと火が消えてしまいます💧


なので、火種が出来たら、「先生!!!」とあちらこちらから声が🔥


火種を消さないように、常松先生は大忙しでした💦


麻わたに火種をうつして、空気を含ませるように振ると火が🔥🔥🔥

真っ赤な炎と共に歓声があがりました😆



 ガスコンロのつまみを回したり、ボタンを押したら瞬時に火が点くのが当たり前の生活をしている私たちにとって、火をつけることの大変さが身に染みてよく分かりました。

 参加した子どもたちにとっても、貴重な体験が出来たのではないでしょうか🔥