8月4日(金)、福岡市埋蔵文化センターの常松幹雄さんを講師にお迎えして、
『 古代技術に挑戦 』を開催しました。
テレビなどで火おこしをしている場面を見かけますが、力に自信がある人がやっても、
うんちくを並べて頭脳戦で挑んでみても、皆さん火おこしに苦戦されていますね💦
サバイバルに欠かせない火おこし🔥ですが、
どうやったら火をおこすことができるのでしょうか?
はじめに、火おこしの歴史についてのお話をしていただきました。
今回体験した『 舞ぎり式火おこし 』は、はるか昔の弥生時代(縄文時代から行われていた
とも言われているそうです)から行われていた火おこしの方法です。
舞ぎり式火おこしは、火おこし器を使います。
火起こし器は、火きり棒(真ん中に立っている棒)、はずみ車、舞ぎり弓の板、から成り、
火切り板のV字のくぼみに火きり棒を立て、舞ぎりの板を上下させることで火きり棒を回転
させます。はずみ車は火きり棒の回転を補助し、V字のくぼみ部分で摩擦が起こることによって
火種が出来るという仕組みになっています。
全力で板を上下に動かして火きり棒を回転させるのですが、なかなか煙がでてきません💦
みんな汗だくになりながら、火おこし器と格闘していました‼
2~3人ずつのグループになって火おこし体験をしましたが、リレー方式で火きり棒を
回転させるグループがあったり、力技で挑むグループがあったり、それぞれに作戦を考えていて
とても感心しました😊
さすが、たしまっ子!
煙が出て、黒い木の粉がいっぱいたまってきたら、その中に火種ができます。
でも、これがとても難しくて、黒い粉はたくさん出るのになかなか火種はできないのです💦
火おこしには根気が必要なんですね😓
おっと!!!火種発見🔥
火種ができたら、火種を消さないようにそっと麻わたに火種を移動させます。
そして、ゆっくりと息を吹きかけると火があがります。
せっかく火種が出来ても、上手く息を吹きかけることが出来ないと火が消えてしまいます💧
なので、火種が出来たら、「先生!!!」とあちらこちらから声が🔥
火種を消さないように、常松先生は大忙しでした💦
麻わたに火種をうつして、空気を含ませるように振ると火が🔥🔥🔥
真っ赤な炎と共に歓声があがりました😆
参加した子どもたちにとっても、貴重な体験が出来たのではないでしょうか🔥