2023年6月2日金曜日

本のへやからこんにちは 第19話(後編)

 ドキドキ・ワクワク💗空想?!弾丸トラベラー  の巻

   《シーン4》トンネルが見えてきましたよ🚋

 そう言えば、海岸駅まではどのくらいかかるのかな?

 まだまだ海岸駅は遠いみたいです。だったら、クイズでもしょう!10回クイズ!

 「シャンデリアって10回言ってみて」

 「シャンデリア、シャンデリア、シャンデリア・・・・・」

 「じゃあ、毒リンゴを食べたのは?」

 「シンデレラ!」

 「白雪姫😁」

 「ひっかかってしまった💦もう一回、10回クイズしようよ。10回、10回・・・」  

 そんな会話をしていたその時、電車はトンネルに入りました!

 「じゅっかい、じゅっかい、じゅっかい・・・かいじゅう、かいじゅう・・かいじゅう!!」

 あれ?!ここはどこだ??

 トンネルをくぐると、10回(じゅっかい)がかいじゅうに変身してる!!!


『 かいじゅうたちのいるところ 』

モーリス・センダック 作 じんぐうてるお 訳

                  冨山房 刊

 マックスは、おおかみのぬいぐるみを着るといたずらを始めて大暴れ。

 お母さんに怒られたのに口ごたえをしたため、とうとう夕食抜きで寝室に放り込まれてしまいました。

すると、寝室に木が生えて、辺りはすっかり森や野原に。 さらに、波が打ち寄せてきて

マックスは船に乗って航海することになりました。

 何日も何か月も航海してたどり着いたところは、「かいじゅうたちのいるところ」

マックスはかいじゅうたちの王さまになり、かいじゅうたちと踊ったり、木に登ったり、お母さんに叱られることもなく、自由に好きなだけ遊ぶのですが、だんだんさみしくなってきて・・・。

 お母さんとマックスのやりとりをとても懐かしく感じて、子ども達が小さかった頃を思い出してしまいました。

 マックス、お母さんだってマックスのことが嫌いだから怒ってるんじゃないんだよ!

 とマックスに言ってやりたい、そんな気持ちになりますが、本当はマックスもお母さんの気持ちちゃんとわかってるんだよね😊

 マックスを想うお母さんの愛情が伝わるラストに心が温かくなるお話です。


 《シーン5》「かいじゅう・・かいじゅう・・わ~!!!」

 どうやら、眠ってしまったようです💦💦不思議な夢だったな。でもとっても楽しかった。

 窓から、心地よい潮風が吹いてきました。

 もうすぐ終点の海岸駅に到着するようです。

 「海だぁ~💗💗💗!!!」

 窓の外には青い海がどこまでも広がっています。

 海に着いたら何して遊ぼうかな?😄


『 ねこたププピピ海のなか 』
      菅野由貴子 作・絵  ポプラ社 刊

 とても良いお天気の日、ねこたは海でボートに乗っていました。とってもたいくつだなと思いながら。

 すると、突然海の底から丸いものが浮かび上がってきて、

ねこたを丸飲みしてしまいました💦

 ねこたは、大きな魚に飲み込まれてしまったようです。

 魚の胃袋の中では、イカのイカイカが待っていて、ねこたがいつも退屈そうだったから招待したのだと言いました。

 

 ねこたが飲み込まれた大きな魚は、ガメットという100人乗りの船だったのです!!!

  ガメットの中には、他にもたくさんの魚たちがいて、毎日毎日楽しいパーティーが開かれています。その日から退屈だったねこたの毎日は一変してしまいました。

「まだまだ ここに いるぞー!!!

 そんな毎日が、何日か何か月かたったある日、ねこたの気持ちに変化が…。

 とっても楽しいパーティー三昧なんて羨ましいかぎりですが😍、

  毎日続くと飽きてしまうものなのでしょうね💦

  ガメットから降りたくなったねこた。降りる方法があるのですが、それが独特で笑ってしまいます。不思議で夢のようなガメット体験。あなたもしてみたくなるかもしれません!


《シーン6》楽しい時間はあっという間に過ぎて、そろそろ帰る時間になりました。

 「 まだ帰りたくないな…。」と思いながら駅に向かっていると、地面の下から何やら音がします。「なんだろう?地面の下を何かが行ったり来たりする音がするよ」

 その時、プップー「つぎは 物置の下1丁目、物置の下1丁目、停車します」とモグラの

運転手の元気なアナウンスが聞こえました。

   『 もぐらバス 』
佐藤雅彦 原案  うちのますみ 文・絵
                 偕成社 刊
 
 地面の下から音が聞こえます。
じつは、この町の地面の下には誰も知らない町があって、もぐらの建設会社 が掘ったトンネルが町中にはりめぐらされていて、その中をもぐらバスが行ったり来たりしているのです。
「つぎは、物置の下1丁目、物置の下1丁目、停車します」もぐらの運転手の声が響いています。
 
 このもぐらバス、運賃は1回1円!子どもと老人の方はなんと無料!
 お客さんは、いえねずみの奥さん、すずめのおばさん、とかげのおじさん、かめのおじさんもいます。
 みんなを乗せて、もぐらバスが急カーブにさしかかったその時!

   キキキー!!
 もぐらバスが急ブレーキをかけました!
 もぐらの運転手が慌てて降りてみると、なんと、道路の真ん中に大きな〇〇〇〇が!!!
 これをどかさなければ、バスが通れません💦
 もぐら建設の穴掘り係がやってきたり、クレーン車がやってきたりと、てんやわんやの大騒ぎ!!
 さあ、バスは目的地に到着することができるのでしょうか?!
 
 いきなり道路に大きなある物が現れたというのに、バスの乗客たちは〇〇〇〇じゃ
仕方ないと言って本を読んだり、おしゃべりをしてのんびりバスが動くのを待っています。
 その様子にクスッとしたり、もぐら建設の皆さんのテキパキとした無駄のない仕事っぷりに拍手を送りたくなったり、ほのぼのとした空気感がたまりません。
 物語の最後には、とっても楽しくて、お腹が空いてしまう、素敵な結末が待っていますよ😍
 もしかしたら、私たちの足元にももぐらバスが走っているかもしれませんね

《シーン7》海までの弾丸トラベルもこれにておしまい。
 
 電車に乗って、海までの旅を楽しみました。
 美しい景色を眺めながら、気持ちの良い初夏の風に吹かれ、そうそう、不思議なトンネルを
 くぐって夢?!のような場所にも行きました。
 海でいっぱい遊んで、楽しい思い出もたくさんできました😊

  絵本の世界では、いつだって色々な場所に旅をすることが出来るんですね🧳
  
  想像するだけで、ドキドキワクワク楽しくなってきます😍

  次はどこに行こうかな❓