2022年10月16日日曜日

楽しく防災「普通救命講習」を開催しました

 9月22日(木)、福岡市消防局から講師に来ていただき、

いざという時の心肺蘇生法、AEDの使用法、止血法などを教えていただきました。


 現在、福岡市は32台の救急車を保有しています。
 福岡市の人口が約163万人(令和4年10月1日現在)として、この台数は
多いと思われますか?それとも少ないと思われますか?

 国が定めた人口の割合に対しての救急車の台数というものがあるそうで、そこから考えると、 福岡市の救急車台数は決して少なくはないそうなのです。

 ですが、皆さんもテレビや新聞のニュースでご存じの通り、今年の夏は新型コロナウイルスの 猛威と酷暑による熱中症で救急搬送される方が多かったため、救急車の出動回数が凄まじい数だったと記憶しています。救急隊員の皆さんのご苦労を想うと感謝しかありません。
 
 119番通報をしてから救急車が到着するまでに全国平均で8分かかると言われていますが、 もしも、意識をなくし倒れている人を発見した時に私たちは何をしたら良いのでしょうか。
 
 心肺停止してから、時間の経過とともに脳へのダメージは大きなものとなっていくため、早急に応急手当をする必要があります。救急車が到着するまで私たちが出来ることは・・・

 それは、胸骨圧迫やAEDによる心肺蘇生法です。

心肺蘇生(成人の場合)の手順

① 安全の確認

 慌てて駆け寄るのではなく、まずは周囲の安全を確認!車が来ていないか、
周りに危険な物はないかを確認しましょう。

② 反応の確認

 倒れている人に近づき、「大丈夫ですか?」など呼びかけながら両手で両肩をたたき
反応があるか確認します。

③ 助けを呼ぶ

 付近を歩いている人などに「救急車を呼んでください」「AEDを持ってきてください」
など協力を呼びかけます。誰もいない場合は119番通報します。

④ 呼吸をみる

 胸とお腹の動きを10秒以内でみて、呼吸がない場合または普段通りの呼吸が分からない場合はすぐに胸骨圧迫を行います。

⑤ 胸骨圧迫「強く」「速く」「絶え間なく」


 胸骨圧迫は、胸の真ん中に両手を重ね組んで、腕をまっすぐ伸ばし傷病者の胸が約5cm沈み込む程度に強く速く圧迫を繰り返します。胸骨圧迫により血液を循環させます。
胸骨圧迫を30回続けます。
 
※現在、新型コロナウイルス感染対策として、胸骨圧迫を行う前に傷病者の鼻と口を覆ってから 行うようにしてくださいとのことでした。

 胸骨圧迫をひとりでやり続けるのは体力的にとても大変です。疲れてきて、速度も
落ちてきてしまいます。周りに人がいたら協力してもらい交代で行う方が良いとの事でした。

AEDの使い方





 AEDは、ケースから取り出し電源を入れると手順を音声で教えてくれます。
メッセージに従って落ち着いて行動します。

 とっさの時に、AEDがどこにあるのかわからない!とパニックにならないように、
普段から設置場所の確認など意識しておくことも大切ですね。

 ちなみに、田島公民館内では


 玄関自動ドアから入ってロビー正面右側のコピー機の上に設置してあります


公民館にお越しの際にはぜひ設置場所をご確認ください😊

私は、これまでに何度も救命講習を受講し、知識としては頭に残っているものの、いざという時に、また 目の前で人が倒れているという非常事態の中、冷静に対応できるのかとても自信がありません💦今回の講習中にも忘れてしまっていたことがいくつもありました😓
 だからこそ、いざという時に備えるためにも定期的に繰り返し救命講習を受講することが大切なんだなと感じました。

 みなさんも、「一度やったことがあるから大丈夫」と思わずに、ぜひ救命講習に参加していただきたいです😊

 それが、あなたの大切な人の命を守ることになるかもしれません。


講師の皆さん、ありがとうございました