2021年8月11日水曜日

ほっと・タイム・たしま「天気予報はなぜはずれるの?」

 7月22日(木)10時から、気象予報士の山口健司さんを講師にお迎えして

  ほっと・タイム・たしま「 天気予報はなぜはずれるの? 」開催しました。



 今年は、例年よりも梅雨入りが早かったこともあり「今年の梅雨は長かったなぁ」と
思われた方も多かったのではないでしょうか。
 また、梅雨が明けたかと思ったらビックリするほどの雷雨に見舞われ、予想外の天気に
振り回されっぱなしだった方もいらっしゃったのではないかと思います。
 
 天気予報では一日晴れの予報だったから家じゅうのものを洗濯して気持ちも晴れ晴れ😍
だったのに、突然の雨☔おまけに雷⚡洗濯物はびしょぬれに・・・ガックリ💧
みなさんもこんな体験されたことありませんか?

 
 今回の講座では、「天気予報はなぜはずれるのか」という斬新な切り口で天気について
お話していただきました。


  天気予報は、1884年(明治17年)6月1日
 気象庁の前身である東京気象台から日本で最初の天気予報が発表されたのが始まりと
 されています。予報内容は日本全国を一文で表し、第一号の予報は
   全国一般風ノ向キハ定マリナシ 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ
 と発表され、東京の派出所等にはりだされたそうです。

  この予報では、洗濯ものを干しても良いものなのか悩みますね😅


 最近では、みなさんご存じの気象衛星「ひまわり」や、アメダス、さらには
スーパーコンピューターのデータを駆使して天気予報を作成されているそうです。
 でも、いくらこれらの高性能な機械を駆使しても、最終的には予報官や気象予報士の
最終確認・判断が必要になる。人の判断ということになってくると、やはり多少の当たり、
はずれの違いが生じてくるのだそうです。


 また、梅雨時期の梅雨前線や秋雨前線、局地的に大雨を降らせるゲリラ豪雨等は
天気予報が苦手な季節・現象なのだそうです。さらに、天気予報は県単位の調査なので、
福岡県の天気予報は晴れマーク🌞どこかでは晴れているけど、どこかでは雨が降っているということもあるのだそうです。雨が降っている地域の方からすれば、天気予報ははずれた!
となってしまいますよね💦

気象庁マスコットキャラクターはれるん

現在では、スマホの天気予報アプリで一時間ごとの雲の動きや、はたまた、ずいぶん先の
天気までが分かるようになり、私たちの暮らしには欠かせないものとなっています。

 当たらない!と思われがちな天気予報ですが(予報士のみなさん、ごめんなさい🙏)
実は、九州の天気予報(明日)の的中率はなんと!約9割(90%)!!
よその県よりも高めなんですよ😆

放送中の朝ドラ「おかえりモネ」でも気象予報士を目指し、誰かの役に立ちたいと奮闘する
主人公の姿に毎朝元気をもらっていますが、その中でも天気予報に携わる気象予報士の方々の思いや、伝えることの難しさなど苦労されている部分も描かれていてます。
今回、山口さんのお話を聞いて、改めて自然を相手にする仕事は大変なのだということを
知りました。

気象予報士 山口健司さん

   最後に、気象予報士 山口さんから耳寄りな情報です 

 「夏場は、脊振山や油山に入道雲が現れたら要注意!」

夏の空に現れる入道雲は、雷雨を降らせると言われています。

油山に入道雲が現れたら、私たちが住んでいる地域にも雷雨が降る前触れだと思って
気を付けないといけませんね。

まだまだ、夏真っ盛り。暑い日が続きます🌞

天気予報は天気だけでなく、熱中症対策紫外線対策など多くの情報も伝えてくれます。

また、これからの季節、特に大雨や台風などの災害にも気を付けなければいけません。

天気予報を上手く活用して、早めの対策、早めの備えを心掛け
毎日を快適に過ごせると良いですね😊