令和3年3月5日(金)に、令和3年になって初めての郷土史講座を行いました。大雪や新型コロナウィルスの影響による2回の中止を経て、やっと開催することができました。
今回も、人数制限や換気等の新型コロナウイルス感染防止対策を行いながらの開催です。
今回のテーマは、日本の城:再建天守ということで、再建されたお城の天守について、写真等を使いながらさまざまお話してくださいました。
まず、再建天守といっても、古写真や古絵図をもとに元の天守と同じように再建された「復元天守」だけでなく、元の天守とは形状が異なるように再建された「復興天守」や、資料がなかったりして本当に存在したかもわからないが再建された「模擬天守」などに分けられるそうです。再建というと、元の形と同じようにするのかと思っていましたが、そもそも存在していたかもわからない天守を再建することもあるのか!と驚きました。
次に、全国各地の再建天守のご紹介をしていただきました。再建された天守の写真や古絵図・古写真を見ながら、元の天守がどのように滅失し、いつ再建されたかなどを説明してくださいました。お城を見る時の楽しさがまた一つ増えたように感じました。加えて、そのお城の周辺にある観光地なども簡単に紹介してくださいました。お城を巡る際に参考になりそうです。
今回も非常に興味の惹かれるお話をしていただきありがとうございました。
約10年間公民館講座として行われてきた郷土史講座ですが、来年度からは自主サークル「田島郷土史研究会」となります。自主サークルは、話し合い・学び合う楽しい集いにしたいと考えていますとのことです。研究会の会員申込書は、田島公民館でも配布しています。
第1回目は、4月9日(金)10時~公民館ホールで行います。研究テーマは「御新間山 part3」です。
また、来年度の田島公民館では、公民館主催の歴史講座を行う予定です。
その第1弾として、4月5日(月)に、福岡市埋蔵文化財課主任文化財主事の常松幹雄さんを招いて講演を行っていただきます。こちらにもぜひご参加ください。