2021年3月16日火曜日

ほっと・タイム・たしま


~方言で聞く東北の昔話や宮沢賢治の童話の世界~
         
                 講師 宮園 智子さん(城南おはなしの会)

 3月9日(火)のほっと・タイム・たしまは、今年1月15日(金)ふれあい学級で
お話してくださった宮園智子さんを好評につき、再びお招きしました。
講師の宮園智子さんは、岩手県釜石市出身で、今年の3月11日は、東日本大震災から10年、
東北から離れて長いけれども、気持ちはいつも東北にあります、とおっしゃっていました。


 今回もコロナ感染対策で、講師の方の前に透明のパーテーションを設置、参加者とも 分に距離をとっての開催となりました。            

 「ほんとは、もっと近くでお話聞きたいです。」の声。宮園さんは、用意したマイクは使わず、生の声で語ってくださり、参加者は、東北の昔話の世界に引き込まれて行きました。


            


今回語ってくださったお話
  へび  北 彰介 作 なんげえはなしっこしかへがな」
  舌きり雀 「おはなしのろうそく28」
  とうふとこんにゃく 遠野むかしばなし
  犬と猫とうろこ玉(こけら玉) 稲田浩二 編「日本昔話百選」
  屁ったれ嫁っこ 小野和子 著 「みちのく民話まんだら~民話のなかの女たち」
  
      星めぐりの歌 宮沢賢治 作「ふたごの星」より
  鹿踊りのはじまり 宮沢賢治 作「イーハトヴ童話集 注文の多い料理店」より
  雨ニモマケズ 宮沢賢治 作「note」より

                                                                                                                
 お話の後半は、宮園さんのリコーダー演奏と歌、優しい岩手方言で聞く宮沢賢治の
童話の世界を堪能しました。
宮沢賢治は、1896年 明治三陸地震の年に生まれ、1933年 昭和三陸地震の年に
亡くなったということを初めて知りました。
東日本大震災後、10年を迎えても、まだまだ復興の途上にある東北地方に、福岡に住んでいる私たちも、思いを寄せたいと思います。