2021年1月18日月曜日

ふれあい学級

2021年1月15日(金)ふれあい学級 

~賢治の童話から人権を学ぶ 賢治の童話と昔話の世界~


 2021年最初のふれあい学級は、人権問題学習講座でした。
今回は、講師に城南おはなし会の宮園智子さんをお招きして、講座をしていただきました。
人数制限、換気や距離の確保などのコロナウイルス感染対策を十分に行いながらの開催となりました。



 講師の宮園さんは東北(岩手県)のご出身で、「自分の言葉」つまり東北の方言で語ることを長年続けられてきたとのことです。今回も、適宜補足をされながら、東北の方言を使って、宮沢賢治の童話や日本の昔話を語ってくださいました。

今回、語っていただいたのは
・「へび」(北彰介 作『なんげえはなしっこしかへがな』銀河社)
・「かちかち山」(稲田浩二 編『日本昔話百選』三省堂)
・「こぶとりじい」(稲田和子・筒井悦子 編『子どもに語る日本の昔話』こぐま社)
・「注文の多い料理店」(宮沢賢治 作『イーハトヴ童話集「注文の多い料理店」』)
・「食わず女房」(小野和子 著『みちのく民話まんだら 民話のなかの女たち』北燈社)
・「つるかめ」(藤田浩子『かくれやまんば 第1集』藤田浩子のはなしを聞く会)
・「虔十公園林」(宮沢賢治 作)
・「雨ニモマケズ」(宮沢賢治 作『note』)


また、宮沢賢治が作った曲の1つである「星めぐりの歌」の演奏もしてくださいました。


 標準語では聞いたことのあるお話も、東北の方言で聞くと新鮮に感じました。参加された方々も賢治の童話や昔話の世界に引き込まれるかのように、聞き入っていらっしゃいました。

 童話や昔話の中には様々な教訓が埋め込まれており、人権について考えさせられるものもあります。今回のお話のなかにも考えさせられるものがありました。講座が人権について考えるきっかけとなれば幸いです。